でも、ジェシカ、じゃなくって。
ただ今、ロッキングオン社から発売中の映画専門誌『cut』10月号、ですよ。
なにが「ですよ」って、あなた、この表紙ですもの(↓)。
■ロッキングオン「cut」公式ページ http://www.rock-net.jp/cut/index.html
ねえ・・・、クラシックなこのポーズ、この表情が21世紀の雑誌の表紙になるなんて、やっぱり2007年の「彼女」にしかできないんでないかい、ジェシカ・アルバちゃん。可愛いねえ・・・。下手な難癖なんて、軽くあしらっちゃう可愛らしさだよ、したたかだなぁ~や。
でもね、問題は同誌で紹介の、スペイン・メキシコ合作映画、米アカデミー賞・3部門受賞の『パンズ ラビリンス』なんだな。
■「パンズ ラビリンス」日本公式ページ http://www.panslabyrinth.jp/
同映画のスチルを見ると、はい、異形の魔人と対峙する少女の姿ですねえ。ファンタシィですねえ。それで「ラビリンス」とくれば、私なんかはすぐにジェニファー・コネリーちゃん(←当時はな!)とデヴィッド・ボウイ大導師(←これは今でもな!!)の”あれ”、その名も『ラビリンス』を思い出してしまうというスーダラ三角また来て四角なのだが、ね。
まずまず、多感な季節を迎えた少年・少女が、ある現実の不幸をきっかけにファンタシィの世界に踏み込むという物語は、古今東西、ネタに事欠かない。世界一の大ベストセラー「ハリー・ポッター」だって、そうだった。だけど、この作品の、えっ??ってところは、多感以前の純粋な少女が、歴史上実際にあったファシスト政権下の悲劇に出合うところから始まっているという設定なんだよね。
公式ページ(日本)のレヴューでは、現代ホラー界の旗手・スティーブン・キングさんが「『オズの魔法使い』以来」と表現しているし、あるいは、「『ロード・オブ・ザ・リング』と同レベル」(「エンタテインメントウィークリー」リサ・シュワーバウム氏)という評もあるけれど、・・・どうよ、この作品の目線は、遥かにそれらの上を見据えているのではないですかね?!。いや、たくさんの傑作ファンタシィの歴史があったからこそ、ここまで突き詰めた作品が生まれてきたのかもしれないけれど。
しかも、これ映画だよ。人類の歴史とほぼ同じ時間を費やしてきた伝統の文学じゃなくて、たかだか100年の歴史しか持たない映画というメディア、それでやろうとしてるんだぜ!。米アカデミーが目を付けたのも、むべなるかな。
久々に鳥肌もんの新作映画がやってきた!!。
映画として、物語のきっかけとなる悲劇とその舞台を、数十年前のファシスト政権に標準したのは、如何なものなのか??。21世紀の現在だって、悲劇は未だにたくさん満ち溢れているのだもの。なぜ、過去を起点にしたのか?!。その評価は、見なくちゃわからない!!。
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